Magazine
print this page make fonts smallermake fonts bigger

Combining Aesthetics, Function and Sustainability 美観、機能と持続可能性を結合

THE MAGAZINE DEVOTED TO NICKEL AND ITS APPLICATIONS

2009 年6 月
容積 24   2

 

 


本号のPDFサイズ(2.0MB)

本記事のPDFサイズ(0.2MB)


アーカイブ

無料購読

 

 

Stainless steel bridges and beauty to Italian locations ステンレス鋼の橋はイタリアの各地に美を加える
Kristina Osterman

実用的なデザインはそれ自身美しいが、エンジニアはしばしば経済と周囲の環境と両立する建造物を作りたいという欲望との間の緊張関係と格闘する。

環境がイタリアそのものと同様に歴史があり美しい場合、美観の選択は新しい重要性を持つ。もし現在の調和が壊されることがないなら、歴史的な建造物と周辺環境の保存に対すると同様に現代の技術的要求にも考慮がなされなければならない。

シエナとパドバ

最近、イタリアのシエナとパドバの両県に建造されたステンレス鋼の橋は、建造物を周囲に融合するようにいかに作ることができるかの美しい例である。これらの橋は川と線路に渡してあり、その流れるような弧は洗練された繊細な印象を生み出している。

フローレンスとシエナの中間に位置しワインで有名なキャンティ地域にはイタリアで最も美しい田園のいくつかがある。県と同名の県都のシエナ市はオリーブの木立とキャンティのブドウ畑に囲まれている。曲がりくねった路地、険しい道、歴史的なランドマークのある3つの丘の上にあるシエナは、トスカーナ地方で最も美しい町のひとつである。その美しさに匹敵する町はほとんどない。シエナはブドウ畑とオリーブの木の他に、その荒々しい岩層、美しい海岸線、多くの自然保護区で有名である。

シエナ市がインフラプロジェクトの多くでステンレス鋼の使用を選択したのは、主として美的な理由である。市のプランナーは、薄い二相ステンレス鋼の持つユニークな特性を利用した。

二相ステンレス鋼は主に工業用途と結びついているが、フランスのArcelorMittal-Industeel製の二相Uranus 35N(S32304)が、最近、シエナの橋の建設に使用された。クロム23%、ニッケル4%のこの薄二相ステンレス鋼は、316L(S31603) と同等の大気中における優れた耐食性を持つ。S32304S31603の約2倍強く、加工が容易であり、金属疲労に対する抵抗力が大きい。約110トンのS32304でできた橋の管状のアークは最小限の維持費ですむ。

二相S32304は最近パドバ県で建設された橋にも使用された。橋の他の部分はAISI304(S30400)ステンレス鋼で外側を被覆されており、維持費はやはり最小限となっている。

環境のためのデザイン

金属製の橋は、通常、100~200年持つように設計され建造されるので、耐久性が重要である。意思決定者は、正しい材料の選択が長期的な費用対効果を保証するということをよく知っている。建設におけるステンレス鋼の使用は、持続可能性の基準を満たす一方で、耐食性と耐久性を保証する。

特に、二相ステンレス鋼の使用は、環境の持続可能性の確保を助ける。それは100%リサイクル可能であり、品質が低下しない。インフラ建設でのステンレス鋼は、他の材料よりライフサイクルコストで勝るだけでなく、最も厳しい目でさえ満足させる洗練された創作のデザインを可能にする。



ArcelorMittal-Industeel
INDUSTEELCreusot
Website: www.industeel.info

<< 前ページに   --   次ページに >>

 

Nickel
Nickel